「おはようごじゃいます」
「風邪に気をちゅけてください」
韓国の男性アイドルグループ「BTS」のメンバーたちが、ライブで日本語を披露する。
「カッコ良くて全て完璧なのに、日本語がつたないなんて可愛すぎるよね」。東京都に住む女性会社員(37)も、その「ギャップ」に魅了されていた。
BTSと出合ったのは、シングル曲「Dynamite(ダイナマイト)」が世界的にヒットしていた2020年夏。職場の同僚にライブ映像を見せられ、興味を持った。
音楽シーン以外でも、国連でスピーチをしたり、慈善団体に寄付したりするなど、社会的メッセージを発信し続けるアイドル像も新鮮だった。
だが、「魅力のひとつ」だと受け止めていた、つたない日本語への捉え方が変わるできごとがあった。
昨年5月、一番の「推し」であるBTSリーダーのRM(キム・ナムジュン)さんのインスタグラムをチェックしていた時のことだ。
RMさんのインスタグラムに…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル