英語を話せるようになりたい、ならなければ――。多くの日本人にとって「英語ペラペラ」は古くて新しい願望かもしれません。英語講座をテーマにしたNHK朝ドラも始まりました。でも、ペラペラって何なのでしょう。半世紀以上、世界のスーパースターにインタビューし続けてきたDJの第一人者、小林克也さん(80)に聞きました。
――小林さんは、日本で「英語がペラペラ」の代名詞のように言われてきましたが。
「そう言われることはあるけど、僕は自分でペラペラだとは思っていません。留学どころか海外に長く住んだこともない。慶応大学1年の時に通訳ガイドの国家試験に合格したんだけど、生まれて初めて外国人と英語でしゃべったのが、その面接試験だったんです」
弁論大会で審査員から「南部にいたの?」と
――海外経験もないのに、なぜ大学生でそこまで英語ができるようになっていたのですか。
後半では、海外経験のなかった小林さんが「ベストヒットUSA」のVJを務めることになり、どうやって英語の勉強に本腰を入れていったかが語られます。「駅前留学」ならぬ「トイレ留学」とは。そして、「ペラペラにならなくていい」という小林さんの、外国人と会うときに気をつけてほしいという唯一の助言は。
「そう、僕はラジオと洋楽で…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル