d払い不正利用容疑、ベトナム国籍の男逮捕 後払いの仕組み悪用か

 スマートフォン用の決済アプリを不正利用して電子たばこを買ったなどとして、埼玉県警は4日、ベトナム国籍の会社員ザップ・ゴック・チェン容疑者(24)=川越市熊野町=を詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕し、発表した。黙秘しているという。

 組織犯罪対策2課によると、チェン容疑者は2月1日午前0時20分ごろ、ふじみ野市のコンビニエンスストアで、他人名義で契約されたスマホ3台を使い、電子決済サービスの「d払い」で電子たばこ3個など(販売価格計1万4943円)を購入した疑いがある。スマホは30~60代の複数の外国籍の女性から不正に譲り受けたものだったという。

 d払いでは、一定金額を後払いにすることができ、チェン容疑者はこの仕組みを使って電子たばこを購入した可能性があるという。

 県警は、チェン容疑者の関係先から100台以上のスマホや複数のゲームソフトを押収した。明細書などの資料から、チェン容疑者が不正購入した商品を転売し、これまでに数千万円の利益を得ていた可能性があるとみて調べている。

 チェン容疑者は2月1日、ふじみ野市の住宅の敷地内に侵入したとして、警戒中の警察官に住居侵入の容疑で現行犯逮捕され、22日には道路交通法違反(無免許運転)の疑いでも逮捕されていた。(浅田朋範、山田みう)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment