韓国のアーティスト「DJ SODA(ソダ)」さんが大阪での音楽フェスティバルで胸を触られる被害を受けたとSNSで訴え、主催者が刑事告発した事件で、大阪府警は17日、観客の男女2人を不同意わいせつ容疑で、男性1人を暴行容疑で書類送検し、発表した。和解が成立しているとして、起訴を求めないとする意見を付けたという。
送検容疑は8月、大阪府泉南市であった音楽フェスに出演したSODAさんに対し、北九州市の大学生の男性(20)と水戸市の会社員の女性(21)が胸を触るなどし、同府阪南市のアルバイトの男性(20)が右腕を引っ張ったというもの。3人は「わいせつ行為の意図はなかった」「危害を加える気はなかった」と供述しているという。
SODAさんはフェスの翌日、X(旧ツイッター)で被害について投稿。露出度の高い服装のせいではないかという反応がSNSであり、SODAさんは「どんな服を着たとしても、セクハラと性的暴行は正当化できない」と投稿して反論していた。
主催者は今月3日、金銭賠償が発生しない形で3人と和解が成立し、刑事告発を取り下げたと発表した。SODAさんが謝罪文を受け取り、「深く反省し、悔いていることを確認したため、謝罪を受け入れて許すこととした」としている。(甲斐江里子、田添聖史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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