eスポーツと北海道の意外な関係 次は高齢者も取り込め

 広大な北海道で「eスポーツ」? 仮想現実でのゲームがスポーツになったときから、北海道はその先端にいる。eスポーツと北海道の意外な関係とは――。

リアルスポーツのプロチームが初参戦

 プロバスケットボール・B1リーグ「レバンガ北海道」。eスポーツのプロチーム「LEVANGA☆SAPPORO」を立ち上げて3季目を迎えた。

 対戦型カードゲームの「シャドウバース」のプロリーグが始まったのが2018年。その年、レバンガはプロスポーツチームとして初めて参入し、さっそくシーズン優勝を果たした。

拡大するリーグ初年度の大会で優勝したレバンガの選手たち=LEVANGA☆SAPPORO提供

脱サラして挑戦

 きょうま選手(27)は、1年目からチームに所属する「脱サラ」選手だ。大学生の頃、このゲームに出会った。サラリーマンだった2018年1月、大会に出場してトップを取った。賞金は100万円だった。

拡大するプロとして活動するきょうま選手。チームユニホームにはスポンサー名が入る=LEVANGA☆SAPPORO提供

 そんな頃、プロリーグが発足した。レバンガの公募に応じた。勤務先の上司に退社を告げると、「プロゲーマーって何だよ?」。

 囲碁はアマ5段の腕前。「上には上がいた」と、囲碁では届かなかった「プロ」という夢。「勝負の世界で試合をできるのは楽しい」

拡大するeスポーツの「シャドウバース」をプレーするきょうま選手=LEVANGA☆SAPPORO提供

レバンガ、参戦のワケ

 バスケットという、リアルなスポーツチームであるレバンガがeスポーツに参入したのはなぜか。

 横田陽CEOの説明は明快だ。…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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