藤田明人
マージャン(麻雀)のトッププロ選手がチーム対抗で競う「Mリーグ」は18日、決勝戦「朝日新聞ファイナルシリーズ」の最終試合があり、EX風林火山が優勝した。
EX風林火山は、二階堂亜樹、滝沢和典、勝又健志からなる3人のチーム。首位で迎えたこの日、二つあった試合のいずれも勝又が出場、1試合目を1着、2試合目を2着と手堅くまとめ、昨年10月から118試合を戦ってきたシーズンを制した。
リーグ創設時から参戦するEX風林火山は、3シーズン目で初優勝を決めた。ファイナルシリーズ12試合中7試合に出て、5回トップの活躍を見せた勝又は「最後にチームに貢献できてうれしい。選手3人とも力を出せた」と語った。
18日の試合前は、首位のEX風林火山と2位のKADOKAWAサクラナイツが1・5ポイント差、さらに15・4ポイント差で渋谷ABEMASが続く接戦となり、どのチームにも優勝の可能性があったが、勝又が1試合目の序盤から高い手をあがって得点を重ね、主導権を渡さなかった。
準優勝は内川幸太郎、岡田紗佳、沢崎誠、堀慎吾からなるKADOKAWAサクラナイツ。3位以下の順位は以下のとおり。3位 渋谷ABEMAS 4位 赤坂ドリブンズ 5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 6位 TEAM RAIDEN/雷電 7位 U-NEXT Pirates 8位 セガサミーフェニックス
Mリーグ 競技麻雀の普及と発展、頭脳スポーツとしての楽しさを伝えることなどを理念とし、2018年に創設。2020年シーズンは、2千人以上いるプロ麻雀選手から、8チームがドラフトで選んだ30人が競った。対局はABEMAで動画配信され、毎試合、視聴数が数十万から100万以上に達する人気コンテンツになっている。(藤田明人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル