飲食店支援をうたう政府の「Go To イート」事業が10月から始まった。コロナ禍で飲食店は、半年間にわたって大きな打撃を受けてきた。大阪・肥後橋にある小さな居酒屋は、再起に向けて事業に期待をかけつつ、先行きにかすかな不安も抱く。
今月9日、金曜日の夜。雑居ビル1階にある居酒屋「1920(ジュークトゥエンティー)」の入り口シャッターが上がると、スーツ姿の予約客10人が入ってきた。
「ここ数日は戦争ですよ」。店主の奥西勇太さん(45)は、店の目玉の塩ホルモンや手羽塩焼きの準備をしながら言う。調理は自ら1人で担い、接客役の従業員を雇う。「コロナ禍でも支えてくれた常連さんに恩返しできるのはありがたいですけどね」
開業から20年。周辺のオフィス街で働く人々が集ってきた。イート事業のうちポイント還元が1日から始まり、お客は先月から3~4割増しとなって、40席の店内は満席になることが増えた。イート事業での食事券の利用も、大阪では14日から始まる。「皆目ダメになったあの頃と比べたら、信じられへん」
涙こらえて従業員に頭下げた
新型コロナウイルスの感染が広…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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