国土交通省は7日、観光支援策「Go To トラベル」の全国停止期間を延長すると発表した。経済産業省もイベント支援策「Go To イベント」と商店街支援策「Go To 商店街」の一時停止期間を延長する。いずれも昨年12月28日から今月11日まで全国で停止することが決まっていたが、今回の緊急事態宣言が終わる2月7日まで停止する。
「トラベル」事業では、12日以降の予約済みの旅行については17日までに申し出ればキャンセル料をとらない。キャンセルが発生した観光事業者に対しては、補償として旅行代金の35%(補償額の上限は1人1泊あたり1万4千円)を一律で支払う方針。緊急事態宣言は1都3県が対象だが、全国的に感染が拡大傾向にあることなどを踏まえて、全国一斉の停止を続ける。
「イベント」事業はコンサートやスポーツイベントなどのチケットを割引するが、停止期間中は割引対象外とする。オンラインイベントは割引を続ける。「商店街」事業は、停止期間中のイベントを中止する。
飲食店を支援する「Go To イート」も、農林水産省が昨年11月から感染が広がっている地域でのプレミアム付き食事券の販売見合わせと利用自粛を呼びかけており、これを継続する。今回宣言が出る1都3県を含む23都道府県では、すでに食事券の販売が中断されている。3月以降に予定されていた食事券の追加販売も、感染状況を見極めながら慎重に実施するかどうかを判断する。(木村聡史、新宅あゆみ、高木真也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル