“GoToトラベル”は「使わなきゃ損です。税金で徴収されますから」辛坊治郎がその構図を解説(ニッポン放送)

キャスターの辛坊治郎は10月1日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演し、政府の観光支援事業「GoToトラベル」の対象に東京発着旅行が追加されたことについて、持論を交え解説した。

GoToトラベル~予算が尽きたら終わり

新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光業界の消費を喚起する「GoToトラベル」キャンペーンに、10月1日から東京が追加された。また同じくコロナの影響を受けた飲食店を支援する、「GoToイート」のうち、予約サイトを通じて食事した場合のポイント還元も10月1日からスタートしている。それぞれの需要の喚起に効果が期待される一方で、感染防止策の徹底が改めて問われることになりそうだ。 辛坊) 東京の皆さんはあまり認識がないと思いますけれども、実は7月下旬から8月の夏休みにかけて、GoToトラベルで東京以外の皆さんがどれだけ移動したか。 1兆1,248億3,327万5千円が支援額なので、お金が尽きるとなくなるということで、東京が10月1日から対象に入ると言った瞬間に、大阪の私の心の狭い友人たちは、「そんなの反対だ、東京絶対にダメだ」と。「何で?」って言ったら、「東京の人がこんなもの使ったら、あっという間に予算が尽きて、俺が使えなくなるじゃないか」って。そういう心の狭いことを言うなと(笑)。だけど、全国の受け止め方って、そんな感じですよ。東京の人たちが使い始めたら、一瞬で1兆円くらいとんでいっちゃうんじゃないのかというくらいの話で。 飯田)予算が尽きたら終わりですからね。

新型コロナワクチンも決して「無料」ではない

辛坊) これも新型コロナウイルスのワクチンの話と一緒ですよね。朝からニュース見てたら「無料」「無料」って。「無料」じゃないっていうのに。誰かが金払うんだから。それは誰かっていうと税金負担ですから。結局まわりまわってみんなで払うわけだから。それを「無料」っていうから、みんな「無料」だと思ってしまうと。 税金はなぜ必要かとか、租税教育というのが日本ではまったく行われていないので、世の中の仕組み自体がよく分かっていないという方も、頭では論理的には分かっているんだけれど、実感として分かんない、という方相当多いわけですよ。「あ、新型コロナワクチン、全員無料なんだ」って。「無料」じゃないってば。いくらかかると思っているんだ、と。1人1,000円だって1億2000万人だったら、1250億円ですから、これ3,000円だったら、掛ける3ですから、4,000億くらいかかるわけですよ。だからそれを「無料」「無料」というなよ、と。それ「公費で負担します」と。「税金です」と。当面税金で徴収するのは、半分ですけど、あとの半分は借金で払いますから、この借金いつまでとばしますかと。現実は一応今年した借金は今年から60年以内に償還することになっていますから。その間の現役世代が税金で取り立てられる可能性が極めて高いわけで、「GoToトラベル」も同じですよ。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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