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菅義偉総理大臣は27日、GoToトラベルをめぐり、札幌市と大阪市からの出発について、「除外」ではなく「利用を控えるよう」呼び掛けました。 (政治部・大石真依子記者報告)
(Q.なぜ利用自粛にとどめたのでしょうか?)
自粛となった理由の一つには、対応のスピード感が求められるなかで、除外とするにはシステム、制度を整えるのに時間がかかるという理由もあるようです。ただ、複数の政府関係者を取材すると、それ以外の本音も透けて見えます。ある政府高官は「札幌や大阪を出発する方に関しては、がつっと止めないといけない訳じゃない」と話しています。一番の問題は医療体制のひっ迫だと考えていて、札幌や大阪から出ていく分には医療体制に負担をかけないので、そこまで問題視していないというのが本音です。とはいえ、分科会で専門家から出発分についても検討すべきだとされた手前、一定程度は応えないといけないというスタンスです。こうした背景もあって、落としどころとして、除外ではなく、自粛の呼び掛けになったようです。 (大野聡美記者報告)
(Q. 突然、GoToトラベルの利用自粛を呼び掛けられた当事者の皆さんはどう思っているのでしょうか?)
道行く人に声を掛けると「来週に東京へ行く予定があったが、キャンセルできないし、国の方針はコロコロ変わるから振り回されている」「大阪市だけ自粛しても意味があるのか」といった声が聞かれ、皆さん混乱しているような印象を受けました。 (Q.大阪では27日午後9時から時短要請が始まりました。街の様子はいかがですか?)
ちょうど午後9時ごろに雨が降ってきたこともあって、人通りは少ないです。大阪・ミナミは3回目の休業・時短要請ということで、飲食店に話を聞くと「先週末はコロナ前に近いにぎわいが戻っていた。これからやっと回復の兆しが見えてきたのに、勘弁してほしい」と本音がもれていました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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