ヒップホップグループ「2BACKKA(ツーバッカ)」のリーダーを務めるラッパーのHAMMER(ハマー)さん(45)。年末の紅白歌合戦への出場を決めたGReeeeNら有名歌手にも楽曲提供をしてきました。作曲の際に使うのが、「サンプラー」という電子楽器です。いまはパソコンで作曲するミュージシャンが多いなか、HAMMERさんがサンプラーにこだわるわけとは――。
会社やめ、ヒップホップの世界に
中学生のころから、MCハマーら黒人ラッパーが大好きで、毎日ヒップホップを聴いていました。高校時代、MCハマーの髪形をまねしてから、「ハマー」とあだ名がつくようになり、いまにつながります(笑)。専門学校を出た後、普通に就職したのですが、何か物足りない。そんなとき、あるヒップホップの伝説的なイベントのビデオを見ました。そのとき「オレもできる」と思ったんです。そこから会社をやめて音楽機材を買い本格的に作曲を始め、ライブハウスに「営業」する日々を送りました。そして1999年、仲間2人と「2BACKKA」を結成、インディーズデビューを果たしました。
このころですね、「サンプラー」を買ったのは。サンプラーとは、様々な音を収録し、重ねて再生し曲にしていく機器です。楽器やレコードから音をコピーし旋律を作り、数小節繰り返し流し、ラップを重ねるなどします。僕が愛用するのは、AKAIのMPC2000XLという機種です。
インディーズ時代の曲「悩殺」…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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