大型連休中(4月29日~5月3日)の群馬県内3カ所の1日平均の人出が、直前の土日だった4月24、25日と比べて増加していたことが、スマートフォンの位置情報(ビッグデータ)の分析でわかった。携帯電話会社のデータを基に県が発表した。
県は大型連休の観光や帰省で人の出入りが活発になり、8日に新規感染者が過去最多の113人になるなど、感染者の増加につながったとみている。
県によると、連休中に伊香保温泉(渋川市)周辺を訪れた人は県外からが80・5%増、県内からが14・6%減だった。草津温泉(草津町)周辺は県外27・3%増、県内8・0%減。JR高崎駅(高崎市)周辺は県外29・0%増、県内5・6%増。いずれも、県内からの人出は比較的抑えられたものの、県外からの観光客らは大幅に増えていた。
山本一太知事は、連休前に緊急事態宣言が出ている東京都など4都府県への帰省や往来の自粛を求めていた。一方、定例会見では「東京都のように『来ないで』というメッセージは発しないのか」と問われ、「コロナ後には県外の人にも足を運んでもらいたい。強い言い方をしなくても、理解してもらえていると思う」と話していた。
県内には伊香保、草津という…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル