日浦統
2030年冬季五輪パラリンピックの招致を目指す札幌市の秋元克広市長は6日の定例会見で、「国際オリンピック委員会(IOC)は、東京五輪組織委員会の元理事の汚職事件と札幌五輪招致を別なものと考えている」と述べた。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長から聞いた話として紹介した。
秋元、山下両氏は今月中旬のIOC訪問とバッハ会長との会談を目指していたが、IOC側と日程調整がつかなかったとして、5日に取りやめを発表した。
秋元市長は、東京五輪では招致段階からスポンサーを集めたのと違い、今回は招致が決まり組織委員会ができた時点で「初めてスポンサーを集める」仕組みである点を強調。東京地検特捜部の捜査で「事件の事実関係が明らかになれば、(札幌五輪の)対策も考えていける」と述べた。
バッハ会長は東京五輪パラリンピックの記念行事で年内に来日する計画もあることから、秋元市長は「今後もIOCとの対話の機会は模索していきたい」と述べた。(日浦統)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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