体に移植した人工多能性幹細胞(iPS細胞)が、がん化していないかどうかを陽電子放射断層撮影装置(PET)画像で確認する仕組みを、慶応大の岡野栄之教授らのチームが開発し、米科学誌に6日発表した。
体を傷つけずにiPS細胞の状態を確認することが可能で、問題があれば対策を早期に行えるため、より安全な再生医療の実現につながると期待される。
チームは、未熟なままの神経幹細胞や中枢神経のがん細胞で増加するタンパク質に着目。マウスにこのタンパク質にくっつく目印となる物質を投与した後、PETで観察すると、未熟な細胞が集まったがん化が心配される部分を特定することができた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース