J3奈良クラブへの公費投入どこまで? 昇格めぐり市議会が問題提起

 奈良市は、開会中の市議会6月定例会で、サッカーJ3奈良クラブのJ2昇格を見据えて、ホームスタジアムの改修費1億円超を一般会計補正予算案に計上している。市はさらに、クラブがJ2の参加資格を維持するには新スタジアムの建設が避けられないと明らかにした。公費を今後、どこまで投入するのか。本格的な議論になりそうだ。

 奈良クラブはロートフィールド奈良(鴻ノ池陸上競技場)をホームに活動する。市はクラブのJ3昇格に際して、夜間照明の整備費7億7500万円(国費と市債)を3月の補正予算で計上したばかり。今回はトイレや更衣室の改修に約1億1700万円(市債など)が必要だとしている。

 J2の参加資格を得るには、施設設備や財務状況などが審査され、基準を満たすための猶予期間が設けられる。資格を得たチームが年間順位を2位以上で終えれば昇格となる。現在、クラブは好調を維持しており、市は資格を申請するためにロートフィールドを基準に近づける「最低限」の改修費を急いで用立てる格好だ。

 ただ市は、15日に開かれた…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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