東京・羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機同士が衝突、炎上し5人が死亡した事故で、JAL機のパイロットが社内調査に対し、「滑走路に接地するまで異常を感じなかった」と話していたことが、関係者への取材でわかった。2日で事故から1カ月。再発防止のため、多角的な検証が欠かせない。
関係者によると、JAL機のパイロットは社内調査に対し、「通常通り接地した直後に一瞬何かが見え、強い衝撃があった」と答えたという。衝突直前まで、滑走路上にいた海保機に気づかなかったとみられるという。
また、衝突後について、パイロットは「機体は滑っているという感覚で、機長がブレーキ、方向蛇ペダルなどを操作したが機能せず、操縦不能だと認識した」と話した。機体停止後は操縦室内が真っ暗になり、無線や機内アナウンスなどが機能しなかったという。
一方の海保機は、機長が操縦…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル