市街地に隣接し、騒音対応のため原則午後10時が着陸の「門限」となっている福岡空港行きの日本航空331便が11日夜、エンジントラブルで出発が遅れ、到着地を同空港から70キロ離れた北九州空港(北九州市)に変えて運航した。福岡空港では今年、門限で羽田に引き返す例が3件相次いだため、24時間離着陸可能な北九州空港での代替着陸の受け入れを整えていた。体制確立後、代替着陸の運用は初めて。
日本航空によると、11日午後6時45分ごろ、乗客353人を乗せ、羽田空港を出発しようとしていたところ、整備作業が必要なエンジントラブルが判明した。使用機を変えて運航したが、午後10時に福岡空港に到着しないことから、出発前に乗客に北九州空港行きに変更と案内し、280人が搭乗していた。
同機は午後9時41分に羽田空港を出発し、午後11時18分に北九州空港に到着。JALが、北九州市と福岡市行きのバスを用意した。ホテルも確保予定という。
福岡空港は福岡市の中心駅・…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル