列島各地で続く大雪。新潟周辺では、日本海をわたった冷たい風が複数方向からぶつかり、雪雲が集中する「北陸不連続線」が発生した可能性がある。
日本海側の大雪では、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が知られる。
大陸からの北西風が、朝鮮半島北部の山脈で二つに分かれ、ふたたび合流することで、日本海を横断するような帯状の雪雲ができ、集中豪雪となる。今回の「クリスマス寒波」でも発生が懸念されている。
このJPCZと同じような時期に、新潟や富山周辺では別のメカニズム「北陸不連続線」で豪雪が起きることを今年4月、九州大の川村隆一教授らのチームが学術誌で発表していた。
解明されたばかりの「不連続線」とは
川村さんによると、今月17日から続く大雪でも、北陸不連続線が一因とみられる大雪が新潟や富山、山形で続いているという。
「不連続線」と呼ばれるのは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル