JR九州は6日、2022年度の各区間の利用状況と収支を発表した。九州内の全21路線59区間のうち10路線12区間で1キロあたりの1日の平均利用者数が1千人未満でいずれも赤字。10月から路線の存廃について鉄道事業者と沿線自治体が話し合う制度が始まり、今後、廃線か維持かの議論に発展する可能性もある。
新制度は、国の地域公共交通活性化再生法の改正によるもので、1日の平均利用者1千人未満の区間が対象となる。自治体が拒んでも国が必要と認めれば協議の場が設けられる。22年度、管内で利用者が最も少ないのは豊肥線の宮地―豊後竹田の171人だった。
法改正に先立ち、JR九州は18年度から、「ローカル線の経営状況への理解を深めてもらうため」として、利用人数が少ない区間(1キロあたりの1日平均利用者2千人未満)の収支を公表。14路線20区間が該当し、いずれも路線別の収支は赤字だった。
区間別の利用者数・収支は…
22年度は「収支が改善傾向…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル