JR北海道は1日、2025年4月に平均約8%の運賃値上げを実施する方針を表明した。実現すれば、19年10月の消費税率引き上げに合わせた値上げ以来となる。物価高騰などが理由で、年間約37億円の増収を見こむ。それでも、最終的なもうけを示す純損益は25年度に国の財政支援も入れてかろうじて黒字転換する見通しで、厳しい状況が続く。
値上げには国の認可が必要で、JR北は今年9月までに国に申請する方針。消費増税分の転嫁以外での値上げは1996年、2019年に続き3度目となる。3度目の値上げ実施はJR各社では北海道が初という。
値上げ幅は平均約8%で調整し、距離や運賃の種類ごとの値上げ幅は今後公表する。前回19年10月は平均で11・1%(消費税増税分を除くと9・1%)値上げし、初乗り運賃は170円から200円となった。
JR北の綿貫泰之社長は会見…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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