山田佳奈
JR九州は6日、博多駅の構内や同社のホームページに掲載していた駅別の時刻表に誤りがあったと発表した。計4本の列車の時刻表で約1カ月半の間、曜日ごとの「運転」や「運休」の表記を間違えていた。
JR九州によると、博多駅の改札口やコンコース、ホームなど17カ所に掲示している時刻表で、「土曜・休日運休」の列車を「平日・土曜・休日運転」などと誤記載していた。同社のホームページ上で同様に掲載していた時刻表も誤っていた。誤表記は3月13日から続いていたという。
5日午後5時50分ごろ、博多駅の改札係員が利用客に時刻表を案内する際、同駅を同日午後6時27分に発車して博多南駅に向かう列車が、本来は「土曜・休日運転」のはずが、「平日・土曜・休日運転」と、平日も運転することになっているのに気付いたという。他の列車も調べたところ、計4本の列車で、平日と土曜・休日ごとに違う「運転」「運休」の表記が誤っていたことが分かったという。
JR九州によると、駅別の時刻表はダイヤ改定の際、駅ごとにその駅を発着する列車の時間を複数人で確認するという。しかし、博多駅では誤りを見落とした上、社内のデータと照らし合わせて確認するべきところ、市販の時刻表を使って確認していたという。照合に使った市販の時刻表に誤りはなく、単に誤表記を見逃したことが原因だという。(山田佳奈)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル