JR西日本が今年の株主総会で、乗客ら107人が死亡した2005年のJR宝塚線(福知山線)脱線事故後に毎年続けてきた黙禱(もくとう)の時間を設けなかったことがわかった。同社広報部は取材に「株主に協力をお願いすることは控えた」と説明している。
株主総会は23日、大阪市内であった。長谷川一明社長にとって、19年12月の就任後、初めての総会。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、出席した株主は165人で、質問数を1人1問に限った。過去最短の57分で終了した。
冒頭、長谷川社長は事故を起こしたことを謝罪し、被害者への真摯(しんし)な対応や安全性の向上などを約束。例年ならこの後に設けられる黙禱の時間がなかった。
広報部によると、役員ら26人…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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