KDDIは2日、全国で未明から起きている通信障害の原因について、音声をデータに変える「VoLTE」の交換機で障害が起き、データが集中したことが原因と発表した。この設備の故障の原因はわかっておらず、午後6時時点で復旧のめどは立っていない。
KDDIによると、2日未明に音声をデータとして提供する「VoLTE」の交換機の一部で障害が起きたことが、今回の通信障害の引き金となった。処理できなくなったデータがたまり、通信が集中する「輻輳(ふくそう)」が起きたため、他のサービスに影響が広がらないように、データの流通に規制をかけたという。
通信障害の影響は、auやUQモバイルといった携帯電話の通信のほか、同社の回線を使う格安スマホ事業者(MVNO)などにも及んだ。電気通信事業法は、119番などの緊急通報を含む音声通話が1時間以上止まり、3万人以上に影響した場合などを「重大な事故」と位置づけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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