LPガスの容器に用いるバルブの販売をめぐってカルテルを結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会は14日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで製造会社4社の本社や支店など約20カ所への立ち入り検査を始めた。関係者への取材でわかった。
検査を受けたのは、ハマイ(東京都品川区)、宮入バルブ製作所(同中央区)、宮入商事(大阪府池田市)、富士工器(名古屋市中区)の計4社。
関係者によると、4社は協調して、2015年ごろからLPガス容器に取り付けてガスの出し入れを制御するバルブの価格を引き上げていた疑いがあるという。ハマイ、宮入バルブ製作所、宮入商事の3社が会合で話し合った内容を富士工器に伝えていたと、公取委はみている模様だ。背景には原材料の高騰があったとみられる。
市場規模は約50億~60億…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル