東京オリンピック(五輪)の開会式の演出の実質的な責任者だった振付師・演出家のMIKIKOさんが26日、自身のツイッターで、昨年11月に大会組織委員会に辞任を申し出た経緯についてコメントを発表した。
昨年3月に大会延期が決まって以降、組織委から準備再開の連絡がなかったという。そこで昨年10月、組織委の業務委託先だった電通に確認したところ、すでに別の演出家が任命されて新しい企画を作り、国際オリンピック委員会(IOC)に説明も済ませていたことを知ったという。
昨年11月に新企画、新演出家のもとで改めて演出に関わるように依頼があったが、「疑問を持ちながら参加するわけにいかない」として、辞任を決断したという。
MIKIKOさんは声明で、「企画に一から関わっていない以上、責任が取れるものではなかった。形は変わったとしても従前の制作物で生かせる部分は有効活用すべきだと考えていたし、これまでの企画案に尽力してくれた皆様との関係で道義にも反していると感じた」と説明した。
東京大会の開閉会式演出をめぐっては、組織委は昨年12月、新型コロナウイルスの感染拡大による簡素化を理由として、狂言師の野村萬斎さんを総合統括とする、MIKIKOさんら7人のチームを解散させた。
代わりに組織委が統括に選んだ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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