インターネットのまとめサイト「NAVER(ネイバー)まとめ」が9月30日、サービスを終了した。一般の利用者がネット上の情報を編集して「まとめ」を投稿することができ、これまでに約180万本作られたという。多くの利用者を集める一方、無断転載やフェイクニュースの温床との指摘もあった。様々な話題を振りまいた11年の歴史に幕を下ろした。
ネイバーまとめは、09年7月に始まった。誰でもネット上の情報を収集して、投稿でき、気軽に無料で見られるまとめサイトとして人気を集めた。2015年には、1カ月で31億ページビュー(PV)にものぼった。1分平均で7万回以上のアクセスがあった計算だ。
また、まとめ記事を作成し、閲覧数に応じて報酬を支払うシステムを採用。利用者が1カ月で獲得した報酬の最大額は約234万円。報酬総額1千万円を超えたのは、17人いたという。
「誰でもまとめられる」というのが、ネックにもなった。外部に著作権がある画像や写真が無断転載されたり、確実ではない情報がまとめによって拡散されたりする恐れが指摘された。2016年に著作権の侵害があれば記事を非表示にする機能を導入した。
2017年8月には、報道機関7社がまとめに掲載されている画像や写真が無断で転載されているとして、調査を要求。翌年、約34万件の写真などを削除することで合意した。
サービスの終了を発表したのは今年7月。運営するLINEは「サービスの選択と集中の観点など検討した結果」と説明した。
サービスを終了した30日、ツ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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