増山祐史
テロや大規模災害に備えた警備訓練が8日、東京都立川市緑町の国営昭和記念公園で行われた。警視庁立川署や地元の消防署のほか、東京都水道局と大学生ら計約180人が参加。「いざ」という時の対応を確認した。
テロ対策では、有毒ガスを発生させる危険物が公園のトイレに遺棄された事態を想定。警視庁のNBC(核、生物、化学兵器)テロの対応にあたる専門部隊が、風向きなどから通行規制をかけるエリアや除染する区域を判断した上で、密閉容器に危険物を入れて回収する様子を披露した。
また大地震への備えとして、東京医療保健大(立川市)と東京女子体育大(東京都国立市)の学生らが、応急救護の方法や段ボールハウスの作り方を学んだ。都水道局は今月から運用を始めたアプリなどを使い、市周辺の給水所の位置を参加者と共有した。
立川署の佐川徹也署長は「緊急時は警察だけでは対応できない場面も出てくる。今後も各機関と連携し、災害に強い街にしていきたい」と話した。(増山祐史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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