かんぽ生命保険の不正販売を報じた番組を巡り、当時の上田良一・NHK会長を厳重注意した2018年10月23日の経営委員会で、委員から番組を批判する発言があったことを認める資料を、経営委が24日、公表した。番組批判は放送法が禁じる委員の番組への干渉にあたる疑いがある。経営委は誰が番組批判をしたか明らかにしていないが、関係者への取材によると、森下俊三委員長代行(当時、現委員長)らの発言があった。ただ、今回の資料でも発言者名は伏せられたままだ。
「郵政3社からの申し入れに関する経営委員会での対応の経緯について」と題された8ページの資料では、郵政側からの抗議を受けて会長への厳重注意に至った経緯を説明している。経営委で発言した委員の名前を特定せずに複数の意見の要約を列挙。「作り方に問題があるのでは」「ニュースなどでは批判的な意見やフォローする言葉も入るが、今回の件は一方的になりすぎた気がする」「(情報提供を呼びかけるネットの)動画で詐欺、押し売りなどと言っていることについて、郵政はNHKに対して抗議したのだろう」などが示された。
一方、「過去の番組に関する意…
【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment