上田学
東京都町田市は7日、発がん性の疑いが指摘される有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が、原町田1丁目の市営駐車場から、付近を流れる境川に流出した可能性があると発表した。
市によると、3日午前1時40分ごろ、不審者が建物2階に設置されていた消火装置を作動させるハンドルのカバーをこじ開けて手動で起動。推定最大約8リットルのPFOSを含む157リットルの泡消火剤が駐車場の天井の配管から噴出した。指定管理者の業者が駐車場の泡消火剤を水で洗い流したため、雨水管から境川に流れ出た可能性が高いという。
通行人が警察と消防に連絡して発覚した。防犯カメラには成人男性が消火装置を作動させる様子が映り込んでいた。市は業者の対応が適切だったか、検証を進めるとともに、町田署に近日中に被害届を出す方針という。(上田学)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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