米アトランタで開いている環太平洋経済連携協定(TPP)交渉をめぐり、甘利明TPP相は米国時間4日正午(日本時間5日午前1時)すぎ、記者団に対し、「午後に閣僚会合を開いて、大筋合意を発表する記者会見を開く準備が整ってきていると思っている」と表明した。最大の懸案だったバイオ医薬品のデータ保護期間で米国と豪州が合意したことを受け、交渉全体の合意に道筋がついたとの見方を示したものだ。
甘利氏は、安倍晋三首相に電話で「見通しを報告した」と明かし、「(首相は)非常に喜んでいた」と語った。また、「夜を徹した折衝で、医薬品、乳製品、自動車の原産地規則の残された課題について、大きな前進があったとの報告をうけた」と説明。大筋合意について「この目標に向けて最後の努力を懸命に行っている」と語った。
大筋合意すれば、経済規模で世界全体の約4割を占める巨大な貿易圏が環太平洋に誕生することになる。
Article Source : 政治 – 朝日新聞デジタル
Image Source : Google Image