東京地検特捜部の強制捜査を受けたSMBC日興証券では、金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で執行役員ら4人が逮捕され、同社の近藤雄一郎社長が5日、都内で記者会見を開いて謝罪した。一部の取引に問題があったことを認め、管理体制が不十分だったことも明らかにした。ただ、組織的な関与の可能性については口をにごし、自らの引責辞任についても否定した。
近藤氏は会見で「市場の信頼を揺るがしかねない事態を引き起こしたことを重く受け止め、深く反省している。深くおわび申し上げます」と謝罪。弁護士による調査委員会で事実確認を進め、改善策をまとめるとした。だが、進退を含む経営責任の取り方については「改善策の実施を行うとともに、信頼回復に全力で努めることが私の責任」と述べるにとどめた。
問題となったのは「ブロック…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル