SNSで顔を「加工」するのは 美女をめざすのではなく、炎上しても

有料記事

聞き手・吉田純哉

 SNS上では、顔の「加工」があふれています。誰だか見分けがつかない、なんていう経験はありませんか。加工の歴史、欧州との比較、美容整形への影響――。メディア環境学者の久保友香さんに、「素顔のない時代」を読み解いてもらいました。

欧米では「加工」に拒否感、精神を病む危険性

 いまの若い子がSNSで見せる顔は、カメラやSNS機能を使って「加工」するのが標準です。加工していない場合は、わざわざ「無加工」と書くこともあります。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は初期設定で、明らかな加工がされています。

 その顔はみんな同じに見えるかもしれませんが、加工をする人同士では差異がはっきり分かるんですよ。スポーツに詳しくない私には、プロ野球選手はみんな同じ服の同じ外見に見えますが、似たような感じではないでしょうか。

 若い子のファッションのトレ…

この記事は有料記事です。残り1127文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment