「ぶっちゃけ、つぶれそう」などの自虐ポスターで話題を集めた南郷スキー場(福島県南会津町)がにぎわっている。雪に恵まれた今季は12月26日にオープン。入場客は8414人(14日現在)で、すでに昨季の約5千人を超えた。
支配人の星秀則さんは「コロナ禍の割には、想像以上のお客さんに来てもらっている」と話す。
スキー場は来場客の減少に悩み昨年10月、「助けてください」「もう、あかん」などと書いたポスターの画像をツイッターに投稿。一気に拡散され、「いいね」は7万6千に上り、新聞やテレビの全国ニュースにも取り上げられ、「ポスターを見て来ました」と声を掛けられることも多いという。
それでも新型コロナウイルスの影響は小さくない。「Go To トラベル」の一時停止で、系列の二つの旅館は予約のキャンセルが相次ぎ、ほぼ満室だった先週末からの3連休も半減した。
星さんは「歩くと『キュッキュッ』と鳴くような音がする、最高の雪質。幅広のコースで密も避けられるので、ぜひ来てほしい」と話している。(小手川太朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル