SNSより「逆にリアルで」 地元の魅力は雑誌発行、足で稼いで発信

 東京の人にも、千葉のカルチャーを参考にしてほしい。そんな思いで、雑誌を作る大学生たちがいる。コロナ禍でもリアルにこだわり、「千葉愛」にあふれた独自情報を集める。

 タイトルはSAMPLE MAGAZINE(サンプル・マガジン)。若い世代が「サンプル=見本」にしたくなる人や場所を取り上げる。好きな服を自分らしく着こなす若者の写真、おすすめの古着屋、コーヒー店、本屋――。ふらりと立ち寄れる店や空間を特集する。

 「とにかく千葉が好き」と話す編集長の實寶(じっぽう)一眞さん(22)は千葉市中央区に20年以上住む。都内の大学に通いながら、「パトロール」と呼ぶ散歩を欠かさない。週2回は千葉市内を歩き、街の変化をチェックする。

冊子はインテリアの一部に

 「首都圏の若い人にとっては、なんでも東京がお手本。参考になるものが千葉にあると発信したい」。アルバイト代を工面して2021年10月に創刊し、これまで2冊を自費出版した。

 大学入学後、副主将だった市…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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