大分県日田市小迫地区の「あさひ放課後児童クラブ」の会計担当の女性(31)が、運営費と保育料の計約122万円を使い込んでいた、と市が17日発表した。異性交流サイトを巡るもうけ話に振り込んでいたという。市では3月にも、別の児童クラブ会長が運営費165万円を使い込んで辞職した。
放課後児童クラブは、日中に保護者がいない小学校低学年の子どもらに遊びや生活の場を提供し、小学校単位に設置されている。
市によると、女性が16日、市に「通帳を落として戻ってきたが、お金が使われていた」と電話。だが、その後、使い込みを認めたという。9月24日から今月6日にかけ、複数回にわたり通帳から引き出していた。引き出し額は1万円から最大34万円。残高はほぼなくなった。保護者から9月分の保育料として預かった現金8万円も使い込んでいた。
女性はネット上で男性の相談に乗ると報酬が得られると聞き、登録手続きに金が必要だったという。「要求されるお金が大きくなり、取り返しがつかなくなった」と釈明したという。発覚後、夫が全額返済を市に申し出たという。(松本健造)
Article Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Image Source : Google Image