ボードの上に立ち、パドルをこいで進む海上スポーツの「スタンド・アップ・パドルボード(Stand Up Paddleboard=SUP)」。この競技の世界選手権に熊本県水俣市の高校生が出場する。故郷の海への思いを秘めて競技に賭けている。
県立水俣高校1年の島津成彰(なりあきら)さん(15)は小学生の時からSUPを始めた。高校のカヌー部に所属する傍ら、地元のクラブチームで競技を続けている。
15・16日に水俣市で開催される全日本選手権に出場するほか、28日からプエルトリコで始まる世界選手権の日本代表にも選ばれた。
長距離のロングディスタンス、短距離のスプリント、技術を競うテクニカルなどの種目があり、腕の力やバランス感覚を必要とする。
醍醐(だいご)味はそれだけではない。「潮の流れや風向きを読んでいかに効率的に進めるコースを取れるか。競技ではそうした駆け引きが重要です」と島津さんは話す。
実際、日本代表の座を獲得し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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