USJで1年遅れの成人式、2回延期し開催 「日常の大切さ知った」

 大阪市は8日、1年前に開催するはずだった2020年度の成人式を同市此花区ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で開いた。新型コロナの影響で2回延期したが、年明けの感染再拡大を受けて対策を徹底しての開催となった。

 20年度の新成人は約2万5千人。市とUSJは「思い出になるように」と、8日と15日の2回に分けてUSJに招待。密を避けるために事前申し込み制とし、8日は約1300人が成人式に出席した。松井一郎市長は「20代はがむしゃらにスキルをアップし、生き抜く力を身につけてほしい」とあいさつした。

 参加者を代表して、いずれも大学生の阿部和純さん(20)と西山陸太さん(21)が「新型コロナの流行で生活様式ががらりと変わったが、日常の大切さを知ることができたのも事実。成人の自覚と責任を持ち、大阪がより豊かに発展できるように努力する」と誓いの言葉を述べた。

 阿部さんは式典後、記者団に「コロナで成人式の開催は厳しいと思っていたので、開催されて本当にうれしい。コロナ禍で自分を見つめ直し、中学の英語から勉強し直した」と語った。小学校の教員を目指しているという。

 21年度の成人式は今月、各区ごとに区民センターなどで行う。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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