ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のチケットを高額転売したとして、警視庁は、無職の男(25)=東京都世田谷区=と会社員の女(24)=新宿区=をチケット不正転売禁止法違反容疑で逮捕し、21日発表した。同庁は、2人が昨年10~11月にWBCのチケット121枚を52人に販売し、181万円の利益を得たとみている。
生活安全特別捜査隊によると、2人は東京ドームで3月に開催されたWBC1次リーグの日本戦チケット計5枚(定価計3万2千円)を、昨年11月にいずれも都内の40代女性と30代男性に計13万円でネットサイトを介して転売した疑いがある。転売価格は定価の約3~5倍だった。
2人は容疑を認め、「WBCの出場選手が明らかになるまではチケットは入手しやすかった。ダルビッシュ有選手ら知名度の高い選手の出場報道があり、上がった相場に合わせて転売した」などと説明。昨年2月以降、WBC関連を含むプロ野球のチケット計1178枚を504人に転売していたという。2人は交際関係にあり、転売で得た利益を全国のプロ野球の試合観戦にかかる費用に使っていた、とも話しているという。(御船紗子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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