愛知県豊田市の豊田スタジアムを起点に開かれていた世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン」は19日、豊田市と岐阜県恵那市などでの競技で4日間の熱戦を終え、スタジアムでのセレモニーで閉幕した。
自治体として初めて自動車競技の運営主体となった豊田市は、ピッチの天然芝をアスファルトに張り替えて競技エリアに提供し、観客増や盛り上げを図った。
市などでつくる大会実行委員会によると、スタジアムなど有料観客席で9万300人が競技を観戦。パブリックビューイングなど、各地のイベント会場では5万8600人、移動区間の沿道では38万8千人が、F1と並ぶ自動車競技の最高峰を楽しんだ。
優勝したエルフィン・エバンス選手(英)をはじめ、トヨタが1~3位と表彰台を独占。トヨタ所属で、愛知県長久手市出身の勝田貴元選手は総合5位に入った。
ラリージャパンは2024年も愛知、岐阜県で11月21~24日に開かれる。(中川史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル