ロンドン・アビーロードのスタジオを去る時が来た・・・スタジオ前の横断歩道を、スタジオを背にして反対方向へ向かって渡る4人の写真がジャケットになった『アビイ・ロード』。4人は、デビュー以来、慣れ親しんできた仕事場のアビーロードスタジオを出て、新たな方向へ向かって歩み出す・・・“ビートルズ解散”を象徴的に表現するジャケット写真でした。
2019年は、ビートルズ最後のスタジオ録音アルバム『アビイ・ロード』の発売から50周年ということで、この“世界でもっとも有名な横断歩道”に、ビートルズマニアがひっきりなしに押し寄せた一年でした。
世界屈指の観光名所となった“アビーロードの横断歩道”と共に、ビートルズファンにとって、彼らの出身地・リバプールも、ぜひ訪れてみたい場所です。高校生時代にジョンとポールが出会った「セント・ピーターズ教会」、ここには“エリナー・リグビー”の名が刻まれた墓碑が実在することでも有名です。ジョンの幼少時の遊び場だった孤児院「ストロベリーフィールズ」、写真がたくさん飾ってある床屋さんや女王陛下のポートレートを大切にポケットに忍ばせている消防士さんが行きかう懐かしい街の思い出をポールが歌った「ペニーレーン」、レコードデビュー前のビートルズがライブ活動を行っていた「キャバーンクラブ」などなど。
スコットランドにもジョンゆかりの地が・・・
イギリス北部スコットランドのさらに最北端にある「ダーネス(Durness)」という静かな避暑地をご存知でしょうか?この町が、ジョン・レノンゆかりの地であることは、あまり知られていません。ジョンがミミおばさんに育てられていた少年時代、ジョンは毎年のように「ダーネス」で夏休みを過ごしていました。この街での思い出の数々が、「イン・マイ・ライフ」でジョンが歌うさまざまな回想のインスピレーションを与えたとも言われています。ジョンの親戚一家が避暑に訪れた際に過ごしたコッテージも残されていて、「ジョン・レノン・メモリアル・パーク」という公園も街の中にあります。
ビートルズゆかりの地は、もちろんイギリスが宝庫ですが、10万円ではとても行けません。まずは、2019年リリースの『アビイ・ロード』50周年記念アルバムを購入。最新デジタル技術により蘇った高音質な4人のリアルな演奏を聴きながら、英国の地に思いをめぐらすだけで、ここは我慢。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース