病気や災害などで親を亡くした遺児の奨学金を募る「あしなが学生募金」の活動が21日、高松市のJR高松駅前であり、大学生らが募金活動をした。22日も正午~午後6時、同じ場所である。
物価高で遺児家庭の困窮が進み、奨学金の必要性が高まっており、奨学金を必要とする遺児全員を採用するには、あと8億円の資金が必要という。
松山市から参加した大学2年の上岡公久(うえおかきみひさ)さん(20)は中学3年の夏、父を亡くし、母子家庭になった。進学をあきらめて就職活動をしようと考えていたとき、あしなが奨学金を知って申請し、高校に進学することができた。大学では法律を学び、検察官をめざしている。
「中学生の時の私と同じように、お金の問題で進学を悩んでいる後輩遺児たちに進学をあきらめてほしくない。その一心で私は街頭募金に立っています」(増田洋一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル