東海テレビ
新型コロナウイルスに入院患者が感染し、救急外来などを休止していた名古屋市緑区の病院が16日から通常の体制に戻りました。
一方で、多くの感染者を受け入れる名古屋市南部の病院は、受け入れ先の分散などを市に申し入れました。
入院患者の感染を受け、3月1日からすべての外来診療を休止していた南生協病院。他の患者や職員への新たな感染がないことから9日の一般外来に続き、16日から救急外来などすべての診療を再開しました。
病院によりますと、スタッフが子どもの預かりを保育園に拒否されるなど誤った認識による影響も…。「院内での感染はなかった」として正しい理解を求めています。
長江浩幸院長:
「保育園に来るなとか、学校に来るなとか、職場に来るなとか…。こういう風評被害というのが非常に辛いものがありました。不安なんだろうからそこはきちんとお話ししてですね、安全ですよということをお伝えしてご理解いただくようにした」
一方、16日河村市長のもとを訪れたのは、この南生協病院を含む名古屋市南部の医療機関の関係者たち。
緑区内の2つのデイサービス施設などで発生したクラスターに対応していますが、市の南東部の病院に集中してしまっている患者を他の地域に分散させることなどを要望しました。
そのほか、防護服などの不足解消に向けた取り組みや、患者や医療関係者が差別的な扱いを受けるケースがあるとして、適切な情報の公開を求めました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース