大山稜
自分に対して恋愛感情を持つ少女に売春させたなどとして、警視庁は、住居不定、無職の男の容疑者(18)を児童福祉法違反(児童に淫行させる行為)などの疑いで逮捕し、13日発表した。容疑を認め、「(自分は)未成年なので捕まらないと思った」と供述しているという。
少年育成課によると、容疑者は昨年10月、SNSで知り合った中学2年の少女(14)を男性2人に計5万5千円で引き合わせ、ネットカフェ内でわいせつな行為をさせた疑いがある。自分に恋愛感情があることを知り、少女に「僕のためにパパ活で稼いで。5万稼がないと会わない。ノルマは10万」などと促していたという。
容疑者はSNS上でこの少女になりすまして売春相手を募集。逮捕容疑となった男性2人を含む6人に少女を引き合わせて計約20万円を稼がせ、全額を貢がせていたという。
容疑者は「トー横」と呼ばれる新宿・歌舞伎町の「新宿東宝ビル」横の路上や広場に集まる若者の一人だった。トー横周辺の「指南役」とされる大人から「ファンに援助交際させて稼げばいい」と言われたことなどから、今回の方法を思いついたという。(大山稜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル