大学入学共通テストが13日から始まるのを前に、能登半島地震で被災した受験生を支える動きが広がっている。高校のほか、塾や予備校の関係者が、集中して勉強できる環境を作ろうと奔走。大学側も、受験料免除などを打ち出し始めた。(植松佳香、山本知佳、岩波精)
「集中できる環境を」 校長が奔走
「よく頑張ったね。生きててよかった」
久しぶりに会った輪島市に住む高校3年の生徒の顔は、疲れ切っていた。石川県七尾市の「東進衛星予備校七尾駅前校」校長の熊野謙さん(40)は6日、再会に思わず言葉が出た。
能登半島地震が起きた1日…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル