海水浴シーズンを前に、伊勢湾に浮かぶ離島の海水浴場がひっそりと幕を閉じた。理由は漂着ごみ。運営していた男性は「まるで賽(さい)の河原。きりがなかった」と説明する。
三重県鳥羽市の答志島。大間(おおま)の浜海水浴場は、市営定期船が発着する和具港から500メートルほどのところにある。近くで旅館を営む中村吉次さん(63)が例年7月半ばから9月初めにかけて開設、運営していた。
答志島は鳥羽市のマリンターミナルから定期船で15分ほど。1980年代は幅約80メートルの浜辺を埋め尽くすほどの客でにぎわっていたという。
当初はほかの旅館と共同で運営していたが、近くに別の海水浴場ができたこともあり、20年以上前からは中村さんだけになった。
漂着ごみは多かった。海開き…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル