「数年に一度」の強い寒気が北から流れ込み、26日も日本海側を中心に雪が強まった。大雪は28日まで続く見通しで、太平洋側の平地でも大雪となる恐れがある。気象庁が大雪や暴風雪への警戒を呼びかけているほか、国土交通省も不要不急の外出を控えるよう求め、冬タイヤやチェーンの装着の徹底を呼びかけている。
気象庁によると、26日午後6時時点での24時間降雪量は、新潟県妙高市で68センチ▽群馬県みなかみ町74センチ▽鳥取県大山町76センチ▽福島県只見町66センチ▽京都府舞鶴市44センチ。滋賀県彦根市では、観測史上最も多い45センチを記録した。
NEXCO東日本は26日午後3時、新潟県内の関越道堀之内インターチェンジ(IC)と大和スマートICを閉鎖。NEXCO中日本も、滋賀県内の北陸道米原JCTから長浜ICを午後4時半から通行止めにした。降雪が予想される区間の高速道路の使用を控えるよう注意も促す。
日本航空は北海道や日本海側で発着する49便を欠航。全日空も77便欠航した。JRは東海道・山陽新幹線が速度を落として運行したため、遅れが生じた。
27日午後6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多いところで、北陸、近畿90センチ▽東北、関東甲信、東海、中国60センチ▽四国、九州北部20センチ▽九州南部10センチ。JR東日本は、大雪が見込まれる奥羽線の一部区間などで27日の運転を取りやめると発表した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル