堺市教育委員会は17日、市立中学校の男性校長(57)が部下の教頭と教諭にパワハラをするなどしたとして、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、校長は4~7月、50代の女性教頭に「人としては最低、教頭としては最低ランクや」「ついこの前言ったばかりやぞ、ワレ」などと恫喝(どうかつ)した。これとは別に男性教諭2人が被害を受けた。被害者から相談を受けた関係者が市教委に連絡した。
校長は市教委の調査に対し、「業務上必要な範囲を超えた注意ではない」などとパワハラを否定。しかし市教委は教頭が残した詳細なメモや、他の教諭の証言の方が信頼性が高いと判断したという。処分と同時に校長職を解き、別の部署に異動させた。
調査の過程で、半日休の不正取得や公用車内での喫煙、校長印をついた自筆の書道作品の掲示なども判明したといい、合わせて処分としたとしている。(井石栄司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル