約4割が「月100時間以上」残業
「2020年3~5月で最も忙しかった月の残業時間」は、回答者の約4割にあたる176人が「100時間以上」と回答。 うち、「200~299時間」は20人(厚生労働省9人、文部科学省5人、内閣府3人、経済産業省1人、その他省庁2人)、「300時間以上」は5人(厚生労働省4人、法務省1人)。 過労死ラインを大幅に超える時間外労働が横行していることがわかった。
「なぜ厚労省で死者が出ないのか不思議」
官僚の主な仕事の一つが、大臣や与野党の議員に、政策について説明する「レク」。 これまでは紙、対面ベースだったが、コロナ禍でオンライン化は進んだのだろうか? 「議員とのやり取りで、官僚の働き方の質を高めるための配慮を感じる変化が起きたか」という質問には、9割以上が「そう思わない」と回答。 「意識する議員としない議員で二極化」(内閣府30代)、「3密の状態でのレクが常であった」(財務省20代)などの声のほか、「レクに行ったらマスクを外させられた」(厚生労働省40代ほか)など、非常時でも感染防止への配慮がうかがえないことへの怒りも見られた。 〈議員が配慮している様が全く見えてこない。不要不急のレクを設定してきたり、地元支援者への特例措置を求めてくるなど。(法務省30代)〉 〈緊急事態宣言が出ていても党の会議で平然と役所を呼びつける感覚などは信じがたい。(文部科学省40代)〉 〈緊急時に、関心が高まるのは分かるがその資料要求、レク要求がより行政を逼迫させている認識がなさ過ぎる。多少面倒でも自分でHPを調べて。FAQに載っていることを聞いてこないで。時間内に聞ききれない量の質問を通告してこないで。部下も鬱になったし私ももう来たくない。なぜ厚労省で死者が出ないのか不思議なくらいです。(厚生労働省30代)〉 〈政策を考える時間を最も阻害したのが、議員対応であった。最も詳しい者が対応にあたることを求められると、政策の検討ができない。電話ですむ内容のために呼ばれることや、数時間待ちぼうけを余儀なくされることもあった。(厚生労働省40代)〉 〈レクに行ったらマスクを外させられた。(厚生労働省40代、防衛省30代、など複数同趣旨のコメントあり)〉
Source : 国内 – Yahoo!ニュース