北海道・知床半島沖で4月、乗客・乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、原因を調べていた国の運輸安全委員会は15日、報告書を公表した。
運輸安全委員会が事故の要因などをまとめた報告書の要旨
①船体構造に問題
船首甲板部のハッチのふたが確実に閉鎖された状態ではなく、船体の揺れでハッチが開き、そこから海水が流入。さらに外れたふたが当たって客室の窓のガラスが割れ、海水が大量に流れこみ、沈没した。
②運航判断に問題
船長は気象・海象が運航基準…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル