障害者施設などを全国展開する福祉事業会社「恵」(東京)が利用者から食材費を過大徴収していた問題で、愛知県内の障害者団体が17日、行政に責任ある対応を求める要望書を県と名古屋市に提出した。
要望書を出したのは、県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会、全国福祉保育労働組合東海地方本部、障害者が働く作業所などでつくる「きょうされん愛知支部」の3団体。恵が運営する全事業所の利用者と家族への面接調査や相談窓口の開設、第三者委員会の設置などを求めた。
きょうされん愛知支部の今治信一郎事務局長は「事業所が突然閉鎖される恐れもあり、利用者や家族は大きな不安を抱えている。障害者が安心して生活できるような対応をお願いしたい」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル